何でも「ありがとう!」と喜んで受け取る

【イエスマン“YES“は人生のパスワード】についての話を以前しました。その中で、「NO」と言われるとちょっぴり寂しい。(自分でも表面的な意識では気付かない位の時もある)「YES」と言ってもらえると嬉しい。というところ。 

実験中に「YES」を実行していると、「YES」と共に「ありがとう」を伝える機会が多くありました。そして状況によっては、日々の生活の中で100%「YES」とはいかない事もありました。

ただ、「YES」ではなくても「NO」ではなく「ありがとう」で返すことはできると感じました。

YES +大喜びだとこちらもさらに嬉しい。

どちらの答えも「ありがとう」を言うのならば、相手にその気持ちが伝わる「ありがとう」を言うのはいかがでしょうか?

YES +大喜びだと、さらに嬉しい。

私の学生の頃の友人で「ありがとう」の表現が上手な女性がいました。

彼女は、人から何かしてもらって「ありがとう」を言う時、しっぽを振った犬のようにすごく大喜びしながら「ありがとう〜♡」と言い、腕をギュッとハグしてくれます。

いつも忘れ物したり、遅刻したりで周りに甘える感じだったけれど、彼女を助けた時の「ありがとう〜♡」ギュッは、喜んでくれたんだな♪役に立てたんだな!という感じがすごくして、テヘヘ♡となり、可愛い子だなぁ。と思っていたことを今でも覚えています。

今度は私の甥っ子のお話です。

先日、8歳の甥っ子と買い物に行った時のこと。

店内でとーっても真剣に何かを選んでいる甥っ子を見つけました。どうやら同じクラスの大好きな彼女にプレゼントをあげるとのこと。

私も一緒にどっちが「良いかな〜」などと言って選び購入しました。

後日、「彼女、プレゼントどうだった?」と甥っ子に聞いてみると、「う〜ん。“ありがと“ってだけ。なんか反応薄かった。もっと喜んでくれると思ったのにな〜」と、とても残念そう。

プレゼントした物だけでなく、自分自身のことも大切に接してもらえなかったと感じたような雰囲気。

そして、その1か月後に会った時には、彼女とはお別れしていて、それまでずっと褒めていた彼女の事を「あの子、全然良い子じゃない!」と、言っていました。笑

二人の間に何があったのかは分かりませんが、人は何かをあげる」「何かをしてあげる」時のほとんどは相手が喜んでくれる可能性があると思って行動するもの。

「ありがとう!!すーごく嬉しい」と大喜びする、相手がしてくれたこと自体に感謝して「ありがとう」をしっかり伝えることは、人とのコミュニケーションを円滑に行う重要なポイントなんだなと改めて感じた出来事でした。

「ありがとう」に感情も伝わるリアクションを!

上記のことから、私も相手に感情が伝わる「ありがとう」を意識して過ごした中での出来事や気付きをご紹介します。

実験&結果

①友人と休日に一緒に出かけた時、何かしてくれる度に「ありがとう」を心を込めて少し大袈裟に伝えてみた。

→一緒にいる間、友人は嬉しそうな表情が多いように感じた。友人も「ありがとう」の回数がいつもより多かった。自分が言う言葉は伝染するのだなと感じた。とても穏やかで楽しい休日になった。

②道で配っているチラシを受け取る。

→いつもなら会釈して受け取らないこともある。断りそうになる時、日常で色々な事に無意識に断る癖がついていることに気付かせていただいた。美容師になりたての頃、店のパンフレットを道で配っていた時、「いらない」とはっきり言われて寂しい気持ちになったことを思い出した。小さいことだとしても「NO」は拒否なのだと再認識した。

③海鮮丼屋さんでランチをしていたら、私が食べている途中で板前の店長さんが
「甘エビ、良かったらどうですか?」と言って甘エビをサービスで私の丼に入れてくださった。「ありがとうございます!!美味しい〜♡」と大喜びしていたら
「マグロどうですか?」とまた言ってくださった。「ありがとうございます」と言うと
「イカは?はまちは?何が好きなの?」と食べる度に追加してくださり、わんこそばのようだった。

→頂いた私も嬉しかったことはもちろん、店長さんも楽しそうだった。帰りには、「今度、他のお店でもご飯ご馳走させてください!笑」と言ってくださった。

④私の誕生日に、実家で晩御飯を食べていると、父が私の誕生日だと急に思い出したようで、冷蔵庫に入っていたビールを急遽「さやか、これ誕生日プレゼント!」と渡してくれた。

「わ〜!!ありがとう!嬉しい。味わって飲むね」と言って、父の背中を、さすさす♪しながらお礼を伝えた。

→喜んでお礼を伝えることに慣れ始め、(スキンシップでのオキシトシンの効果もあれば良いなと思いつつ)触れながら「ありがとう」を自然に言えるようになっていた。

「味わって飲むね」と言葉に出すと、本当にそうしようという気持ちがとても強まったのを感じた。

その他の出来事

毎日、色々なものを受け取っていると、“なんでも受け取りOK“なオーラが出ているのか、なぜか知らない人から物をいただいたりお金を拾ったりすることが増えた。

・道を歩いていると、知らない人から「あの、良かったらこれ受け取っていただけませんか?」と花束を女性から頂いた。(習い事で頂いたけれど、その後長距離の移動がありどうしようかと思っていたそうです)

・道を歩いているとなぜかお金を拾うことが増えた。

・お散歩していると、近くにいる人に「お花がきれいに咲いているわねぇ」「お姉さんのスカート、可愛いですねぇ」などと話かけていただく機会が増えた。

まとめ

例えば、職場でお土産やお菓子をいただいた時、「ありがとうございます!嬉しい」と受け取る人と「私はいいわ、甘いものは好きじゃないの」という場面がある。
渡してくださった方は、少なからず、職場の皆んなはどれだったら喜んでくれるかな?全員に行き渡る数のもので美味しそうなものはどれかな?と考えて選んでくれたもの。
そんな、あなたや皆んなに対する思いを物質化したものがお土産だと思って、愛を受け取る。拒否は物の拒否だけでなく、選んだ行為や時間、費用、そして思いも否定しているようなもの。自分が食べない場合は、喜んでくれそうな家族へのお土産にするのも良いかもしれません。自分が何かもらう時、相手の方はほんの少しでも私が喜んでくれると思って渡してくれることがほとんどです。
その思いに感謝し、感謝の気持ちが相手に伝わるように表現しようと感じました。